●「たばこ」には沢山の有害物質が含まれています。
大気中に浮遊している有害物質・PM2.5による健康被害が懸念されていますが、PM2.5の微粒子は「たばこの煙」にも多く含まれています。
【たばこの煙に含まれるPM2.5は、ニコチンやタールなど、200種類以上の有害物質が含まれており、大気中のPM2.5よりも毒性が強い】と言われています。
たばこの煙は、肺がんを始めとする多くのがんや、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、脳卒中、冠動脈(心臓)疾患、歯周病、胃潰瘍など、様々な病気を引き起こします。そのリスクは喫煙者のみならず、周りにいる人にも及びます。
毎年5月31日はWHO(世界保健機関)が定める「世界禁煙デー」です。自分自身や、身近な大切な人の健康を守る為に、世界禁煙デーをきっかけに、禁煙を始めましょう。
●禁煙の効果
20分後・・・血圧が最後のたばこを吸う前に近いレベルに戻る。
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8時間後・・・血中の一酸化炭素レベルが正常に戻る。
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24時間後・・・心臓発作のリスクが減る。
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3ヵ月後・・・循環器系が改善し、肺機能が30%程度増加する。
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1~9ヵ月後・・・咳、鼻閉、疲労、息切れが減少する。気道感染を起こし難くなる。
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1年後・・・冠動脈(心臓)疾患のリスクが、喫煙者の半分になる。
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5年後・・・脳卒中のリスクが、非喫煙者のレベルまで下がる。
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10年後・・・肺がんの死亡率が、吸い続ける人の約半分になる。口腔、喉頭、食道、膀胱、腎臓、膵臓がんのリスクが減る。
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15年後・・・冠動脈疾患のリスクが非喫煙者のレベルまで下がる。
●禁煙を成功させる為に
①禁煙を始める前に、あらかじめ禁煙をしようと思った理由を掲げる。
・自分と家族の健康を守りたい。
・たばこ代を節約したい。など
②病院などでは禁煙の専門外来があるので、カウンセリングや生活指導などの精神面での禁煙サポートや、ニコチンガム・ニコチンパッチを使用したニコチン置換療法などの禁煙治療もあるのでご活用下さい。
③イライラ、だるさ、たばこが吸いたいといった離脱症状は禁煙開始後2~3日でピークを迎え、その後、症状は緩やかに10~14日頃まで続きます。
たばこが吸いたいと思った時の対処法として
・顔を洗う。
・歯磨きをする。
・軽い運動をする。
・歌を唄う。
・深呼吸をする。
・水やお茶を飲む。
・ガムを噛む。
・飴をなめる。など
禁煙には強い意志が必要になります。
どうしても吸いたい気持ちが抑えれない時は、吸った後をイメージしたり、電子たばこで吸った気にさせたりして気持ちを落ち着かせてみてください。