~梅雨時期の熱中症対策~
梅雨の時期は湿気とともに気温も上昇します。体が暑さに順応出来ていないこの時期から夏に向けて、注意したいのが「熱中症」です。気温が高くなると、体は汗を掻くことで体内の熱を逃し、体温を一定に保とうとします。しかし、汗を大量に掻き過ぎると、体内の水分や塩分が不足し脱水状態となり、めまいや立ちくらみなどの、熱中症の症状が出てきます。
【熱中症の応急処置】
・ 日陰の涼しい場所に運び、服を緩め安静にさせる。
・ エアコンやうちわ、扇風機などで体を冷やす。
・ 太い血管の通っている首や脇の下、太ももの付け根を冷やす。
・ 水分(出来ればポーツドリンク)を少しずつ何度も飲ませる。
熱中症の原因は体の水分不足、つまり脱水です。暑さで水分が失われやすい夏の時期は特に細めに水分補給を行い、脱水や熱中症を予防しましょう。
また、脱水は血管に負担の掛かる状態の為、体内の水分が不足すると、血液が濃縮し、血栓がつくられ易い状態になります。特に高血圧などで動脈硬化が進行している方は、脳卒中や心筋梗塞を起こす可能性が高くなるので、日頃から水分を上手に補給し未然に脱水を防ぐことが大切です。
【水分のとり方】
・ 平常時の水分摂取に最適なのは、体温に近い白湯です。
・ 1日の目安摂取量は1.5L程度。
・ 少量(150~200mL)ずつ、7~8回に分けて細めに飲む。
・ 特に体から水分が失われ易い次のタイミングで補給する。
①起床時 ②運動の前後 ③入浴の前後 ④就寝前
脱水や熱中症は屋内に居ても起こります。室温が28℃を超えないようエアコンや扇風機を使い、日頃から栄養バランスのよい食事や十分な休息と、暑さに負けない体づくりをしていくことも、脱水や熱中症の予防になります。
夏バテしない様に、日頃から心掛け元気にお過ごし下さい!