<朝食を食べる事での効果>
・体内時計
朝食を抜くと1日のリズム「体内時計」が狂い、健康や日常生活の活動に悪影響を与えます。
体内時計は、「24時間よりも少し長い周期でリズムを刻み」、「睡眠リズムやホルモン調節」、「体温、血圧などのコントロール」をしています。起床後、朝の光を浴びて脳が目覚め、朝食を食べて体温が上がる事で、内臓など体の様々な機能がリセットされ1日24時間のリズムで動き出します。
・血糖値を下げる(痩身効果)
体内時計のリズムは、肥満やメタボにも深く関係しており、朝食を抜くと、前日の夕食から次の昼食まで何の栄養もとらない状態が長時間続く為、午前中はエネルギー不足の状態になり血糖値は下がり気味になります。体は下がった血糖値を補おうとし、空腹感も相まって昼食や夕食で必要以上の食事をとってしまうことにもなります。すると、血糖値が一気に高くなり、インスリンが過剰に分泌され、糖を脂肪として取り込むことになり体脂肪が増加し、太りやすくなります。
・便秘改善
朝食をとる事で排便のリズムも生み出します。食べ物が胃の中に入ることが合図となり、大腸がぜん動運動を開始し便を送り出します。その為、朝食を食べない事で便秘になる場合もあります。
・体温を上げる(冷え性対策、免疫力up)
体温は食事をとることで、上昇したり維持したりすることが可能となるので、食事を抜くと体温は低めになります。特に朝起きてから、時間が経っていない午前中は体温が低くなりがちで、その状態で朝食を抜いてしまうと、体温を十分に上げることが出来ず、更に体温を維持するエネルギーや栄養素も不足してしまう為、物事に集中出来ずイライラする、だるくなるなど午前中の活動が思うように出来なくなります。
更に、体温が1℃上がると、体が本来もっている免疫機能の働きや血液の流れがスムーズになり、体調不良の改善にもつながります。
・不眠症改善
人の体温は昼間の活動時間に高くなり、夜の休息時間には低くなるというリズムを繰り返しています。睡眠のリズムと連動しており、朝食を食べて確りと体温を上げる事で夜ぐっすりと眠る事が出来ます。朝食の欠食頻度が高い人や、ヨーグルトだけやフルーツだけなど朝食の摂取量が少ない人は、睡眠と覚醒のリズムが不規則になりがちです。
朝食を食べて、体内時計のリズムをリセットするだけでなく、心も体もベストな状態で朝から充実した時間を過ごす事が大事です。