①心肺持久力(スタミナ)
心肺持久力は、長時間身体活動を可能とする能力で、心臓や肺の働きによる酸素摂取能力で示されます。普段から身体を動かしているか否かで大きく変わります。なので、心肺持久力の低下は日頃の運動不足が推測され、肥満や高血圧、糖尿病等の生活習慣病に罹る確率が高くなります。
②筋力・筋持久力(「座る」「立つ」「歩く」)
筋力・筋持久力は、日常生活の基本となる動作で、筋力が高いと日常生活動作が非常に楽に出来て疲れ難くなります。筋力の低下は階段の昇降や買い物かごを持つだけで、筋肉や関節にも負担がかかり、腰痛や肩凝り、膝痛の原因にもなります。
③身体組成(しんたいそせい:「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」)
身体組成は、体重に占める脂肪の割合(体脂肪率)が必要以上に多くならない事が重要です。体脂肪率の増加は生活習慣病を誘発する大きな危険因子とされており、男性で25%、女性で30%を越えると危険信号です。
④柔軟性(可動域)
筋肉が柔軟で関節の可動域が広いと生活動作をスムーズにします。関節の可動域が狭いと様々な動作(物の上げ下ろし、衣服や靴の脱着等)に支障を来し、又、少しの動作でも関節や筋肉に負担がかかり障害にも繋がります。